読書の冬
日曜日なので、ちょっとインテリアから離れて。
なんとなく今年は例年よりたくさん本を読んでいるので、たぶんこのブログにも本の話が良く出ていると思いますが、最近読んだ中からご紹介。
■ 川上弘美「真鶴」
主人公の女性が、ある日突然失踪した夫への喪失感、呪縛から逃れるまでの再生物語。
現実と幻想の世界が入り乱れながら、じっとり淡々と、重い雰囲気で話が進んでいきます。
もう少し短い方が良かった気もしますが、川上さんの文章は特徴があって好きです。
■ 森博嗣「少し変わった子あります」
タイトルも変わっていますが、ストーリーも不思議な感じです。
場所も料理の内容も何も決まっていない、一人のお客様のためだけにその都度開かれるレストランが舞台。連作短編の形式になっています。
内容のほとんどはそのレストランでの食事のシーンで、大事件が起こるわけでもなく、淡々と話は進んでいきますが、人間の精神と身体性というテーマが内包されていると思います。
森博嗣さんは、ミステリー作家として有名ですが、この作品のようなミステリーではないものの方があっているのでは?と思いました。
では、また。
なんとなく今年は例年よりたくさん本を読んでいるので、たぶんこのブログにも本の話が良く出ていると思いますが、最近読んだ中からご紹介。
■ 川上弘美「真鶴」
主人公の女性が、ある日突然失踪した夫への喪失感、呪縛から逃れるまでの再生物語。
現実と幻想の世界が入り乱れながら、じっとり淡々と、重い雰囲気で話が進んでいきます。
もう少し短い方が良かった気もしますが、川上さんの文章は特徴があって好きです。
■ 森博嗣「少し変わった子あります」
タイトルも変わっていますが、ストーリーも不思議な感じです。
場所も料理の内容も何も決まっていない、一人のお客様のためだけにその都度開かれるレストランが舞台。連作短編の形式になっています。
内容のほとんどはそのレストランでの食事のシーンで、大事件が起こるわけでもなく、淡々と話は進んでいきますが、人間の精神と身体性というテーマが内包されていると思います。
森博嗣さんは、ミステリー作家として有名ですが、この作品のようなミステリーではないものの方があっているのでは?と思いました。
では、また。
by julie-prisca
| 2011-02-06 14:12
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パリ発のインテリアを取り扱うFUGAS(フーガ)のブログ。
by julie-prisca
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